お互いの想い

2024年12月10日 12:49
カテゴリ: 日々のつぶやき

こんにちは。

生徒さまが可愛い髪ゴム(シュシュ)をつけていました。
ちょうど12月、クリスマス時期にぴったりな鮮やかな色合い。
お母様に伺うと、バレエイベント会場のお店で購入されたそう。
ご親切に、髪ゴム店のサイトを教えて下さいました。
さっそく見ると、そこはもうプリンセスの世界。
さすがに私の年代には無理のある品々ではありますが、
年長、小学生の姪っ子ちゃん達に似合いそう!
クリスマスに贈ろうと、あれこれ想いを膨らませます。

…と、ふと思い出しました、ある小学生の生徒さまのことを。
いま流行りの?「推しの子」が大好きな女の子で、ピアノも「アイドル」を練習中。
誕生日が近いある日のこと、親戚のおばさまに「推しの子」の話を熱く語ったそうです。
これだけ大好きアピールしたのだから、
プレゼントは「推しの子」グッズをくれるはず!と期待をふくらませ、
ついに届いたプレゼントを嬉々として開けてみると、
入っていたのは、ブランドのお洋服・・・

腕をさすりながら「これが、その服だよ…」と。。
「す、素敵なお洋服!私はオバサマの気持ちが、よーぉく分かるわぁ!」
「分かるけどさぁ…」
「………汗」

あのときの会話が脳裏によぎりつつ、
もしかしたら私が選ぶプレゼントもそういう感じ・・・?
映画、魔女の宅急便にでてきた、ニシンのパイの感じ・・・?
(ぜひ映画をご確認ください)

そういえば先日のレッスンで、生徒さまから
「先生〜、わたし本当はね…、◯◯の曲を弾いてみたいんだ」
と言われたばかり。

好きな音楽を楽しむこと、喜びを奪ってしまっていないだろうか。
基礎をしっかり学んだ方が、好きな曲を弾く近道になるんだよ、と
自分の考えを押し付けすぎていないだろうか。
順調に進んでいるようにみえる生徒さまも、
その実、ちゃんと気持ちを共有できているだろうか…



さっそく、姪っ子ちゃんに何色の髪ゴムがいいか聞くと、
お姉ちゃんは赤と緑のクリスマスカラーまたは紺色
妹ちゃんは水色または薄い紫でした。

買い物かごに入った、ピンクと黄色を、そっと元に戻した、ある日の午後なのでした。。。

記事一覧を見る