楽譜を書いてみると

2024年10月29日 07:20
カテゴリ: レッスンでの様子

こんにちは!
ようやく秋らしくなってきましたね!

汗っかきの私にとってホッとする季節です。

さて、昨日のレッスンでのお話です。
ピンポーン!とインターフォンを鳴らし、
意気揚々とお越しくださった小学生のYちゃん。
「かなみ先生を驚かす事があるよ」と、嬉しそう。
その言葉を聞いただけで、もう既に驚きたい気持ちでいっぱいになりつつ
レッスン室へと足早に向かいます。

そして、ジャ・ジャーン

なんと、楽譜を書いてきてくれたのです。
ご覧ください、この五線を。。。
定規を使って、等間隔で引かれた自作の五線ほど美しいものはありません。

そして一生懸命なト音記号とへ音記号。
心に伝わるものがあります…☆

音符、ちゃんと正しい位置におさまっています。

へ音記号の拍子(4分の4拍子)も、途中で気づいたのか、ちゃんと書き足してあります。

注意深く、よーく観察して、集中して、丁寧に仕上げて下さった様子がひしひしと伝わり、
心の底から感動してしまいました。

このあと終止線など少しだけ必要な箇所を書き足して、完成しました^_^

ピアノの楽譜は、右手と左手を一緒に弾けるように、
五線を2段並べた「大譜表」が使われています。
Yちゃんが書いてきてくれたのは、その「大譜表」です。

さて、ト音記号はともかく、慣れないのがヘ音記号です。
「譜読みは難しい…」と、一瞬立ち止まりやすい、あの記号…
誰もが1度はヘ音記号に悩まされた事があるのではないでしょうか…
(私が幼少の頃に出会った「インディアンの踊り」的な曲は、まさにそれでした)

そんな時は、Yちゃんがやってくれたように、
まず実際に、大譜表を書いてみると良いかもしれません☆
今習っている曲を数小節だけ、丸写しでいいと思います。
私が口うるさく「てん・てん・ド!」
ヘ音記号のドはここだよと教えるよりも効果的な気がします。

実際、その後のレッスンでも
楽譜についての理解が一気に深まり、
「これは4拍子だよね」
「そうか、ここは2つ伸ばすのか」
自らどんどん弾いて下さいました。


今回は生徒さまが自主的に行って下さったお話ですが、
楽譜への抵抗を感じずに音楽をより一層楽しんで頂けるよう、
私も工夫していきたいと思います。
芸術の秋、音楽の秋をみんなで楽しみましょう!

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